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受信の原理に関する用語


■アッテネータ
 減衰器のこと。アンテナから入ってくる電波が強すぎて受信の障害になるとき、電波を弱めるために使用する。この機能を内蔵した受信機もある。
■イメージ受信
 受信機が、回路上の問題で、受信したい電波以外にもうひとつ別の周波数(イメージ周波数)の電波を、音声化してしまうこと。混変調とは異なり、電波の強さに関係なく起こる。受信機ごとに、発生の仕方が異なる。
■受かる
 ある電波が受信可能であること、つまり(電波を)受けられること。受信家が好んで使う言い回し。
■音声反転式秘話
 コードレスホンで使われる、音声の低音部と高音部を入れ替えただけのスクランブル。かつては、警察無線で使われていたこともある。当時使用されていた音声反転式秘話装置付きの無線機がMPR-10Aという型番だったことから、この秘話装置は、通話コードで“10番A”と呼ばれた。
■カブリ
→混変調の項を参照。
■コールサイン
 無線局や放送局に付けられた名前のこと。呼出符号ともいう。業務無線や消防無線など、各種ジャンルの無線において「高規(=高規格救急車)」のように、使用者名を省略したものも多く使われる。
■混変調
 受信している周波数とは関係のない強力な電波が、受信機内で受信周波数に影響を及ぼしてしまい、本来は聞こえないはずの音が聞こえてしまったり、ノイズばかりになってしまう現象。受信機の周波数選別性能の弱さに起因するもので「カブリ」「回り込み」ともいう。
■サーチ
 周波数の上限と下限、ステップ、受信モードを指定して、周波数をステップ順に受信していく機能。プログラムスキャンとも呼ばれる。
■サチる
 電波は受かっているものの、受信回路に処理しきれないほど強力な電波が入ってくるため、まともに音声化できない状態のこと。
■周波数割当て
 一定の決まり(割当原則)に従って、無線局に対して使ってよい周波数を割当てること。世界的な規模で、細かな周波数、用途が定められている。
■受信改造
 市販の無線機・受信機を改造して、受信できる周波数の範囲を広げること。最近はハンダゴテでチップを1つ外す、などの簡単な作業のものが多い。また、最初から周波数をフルカバーしている受信機が増えてきた。
■受信モード
 音声や画像の情報などを電波に乗せる方式。電波型式とも。AM・FM・SSB・CW・RTTYなどがこれに当たる。最近の受信機は、任意の周波数に合わせると、自動的に受信モードを合わせてくれる機能が付いている。
■スキャン
 いくつものチャンネルを次々と受信していく機能。おもにあらかじめ入力したメモリーチャンネルのなかで信号のあるものを探していくことから、メモリースキャンともいう。
■スクランブル
 通信の内容を傍受している第三者に情報が漏れないように、特殊な加工が施された信号のこと。民間の衛星テレビ放送などにも施されている。
■スケルチ機能
 受信している周波数に信号が出ているかどうかを電気的に判断し、信号がない場合、雑音をカットする機能。カットする段階を任意に設定できる。
■ステップ
 周波数と周波数の間隔。周波数をアップダウンさせる操作によって変化する周波数の大きさのこと。受信する対象によって、適切なステップが決まっているので、初心者は受信機の自動設定を使うとよい。
■単信方式
 ひとつの周波数を使ってお互いが交互に通話する方式。通話の最後に「どうぞ」といって相手に送信をバトンタッチする。シンプレックスともいう。
■チャンネル
 交信回線。交信のために、あらかじめ定められた周波数のこと。消防無線などの業務用通信やワイヤレスマイクなどに使われている。
■データ通信
 音声ではなく、データを送受する通信のこと。これを音声通話用の受信機で受信すると、意味不明の電子音が聞こえる。
■デジタル変調
→変調の項を参照。
■電波型式
→受信モードの項を参照。
■二波同時受信機能
 1つのきょう体に、2つの受信回路を持つ無線機ならではの機能。2つの周波数を同時に受信できる。デュアルバンド機特有の機能。
■バンク
 メモリーチャンネルをまとめた単位。メモリー1,000ch(50 ch×20バンク)などと表記する。
■バンドスコープ機能
 受信している周波数の前後の電波の強さを、グラフで表示する機能。受信している周波数前後にほかの電波が出ているかどうかを確認するために使う。
■半複信方式
 2つの周波数を使用するが通話は単信方式のように交互に行う。移動局と交信中の基地局が別の移動局からの割り込み通話も受信できる点が特徴。タクシー無線などで使われている。
■秘話解読機
 スクランブルを解除する装置。特にコードレスホンを受信する際、音声反転式秘話を解除する機能・機器のことをいう。
■ファンクション操作
 受信機などに搭載されているファンクションキーを使った操作のこと。この操作によって、1つのキーに2つの機能(単体で押すときと、ファンクションキーを併用して押すとき)を持たせることができる。
■複信方式
 お互いが別々の周波数で送信を行い、電話のように同時通話ができる無線通話方式のこと。2つの周波数を同時に使用する。デュープレックスともいう。
■復調
 受信した電波から、そこに含まれている音声信号を取り出して音声に復元すること。
■プライオリティ
 メモリーに記憶させた周波数の中から1つを優先して受信する機能。別の周波数を受信していても、プライオリティに設定した周波数を受信機が自動的にチェックしてくれる。
■プリアンプ
 アンテナで受けた電波を、受信回路に送る前に増幅する回路、もしくは製品。弱い電波を電気的に増幅することで、聞きやすくしてくれる。
■プログラムスキャン
→サーチの項を参照。
■変調
 音声などの情報を電波に乗せて送信する際に、要となる電気的操作。特に、音声を「0」と「1」からなるデジタル信号によって変調することを、デジタル変調という。
■回り込み
→混変調の項を参照。
■耳S
 Sメーターによらず、受信した電波の状況を自分の耳で判断して、その受かり具合を測ること。または、音のよさを計るための目安。
■メモリー
 周波数や受信モード、ステップなどを無線機や受信機に記憶させること。また、記憶させた周波数のこと。この機能を使って設定したチャンネルをメモリーチャンネルという。
■メモリースキャン
→スキャンの項を参照。
■メモリーチャンネル
→スキャン・メモリーの項を参照。
■メリット
 無線用語では交信するときの感度の状態のことを指す。1〜5の5段階で表示する。これを交互に報告しあうことをメリット交換という。
■割当原則
→周波数割当ての項を参照。
■10番A
→音声反転式秘話の項を参照。
■Sメーター
 受信している電波の強さを示すメーターのこと。信号強度計ともいう。通常、9段階で表示され、数字が大きいほど電波が強い。ちなみにSはSIGNAL(信号)のこと。

【無線のジャンルに関する用語】

消防の用語
■アップリンク
→レピータの項を参照。
■広域消防事務組合
 費用などの問題で、隣接する複数の地方自治体が合同で作る消防組織のこと。正確には広域消防事務組合消防本部となる。「広域市町村圏行政事務組合」なども同類のもの。
■高規格救急車
 救急救命士が救命活動を行うために、車両の内部構造や資器材に変更が加えられた救急車のこと。トヨタハイメディック、日産パラメディック、三菱ディアメディック、いすゞスーパーメディックなどがそれ。
■出張所・分遣所
 消防署や分署の下に位置するもの。管轄地域をくまなくカバーするために設けられている。
■受令波
 各関係者に状況を間違いなく伝えることが目的の無線。ほとんどの周波数が秘話化されている東京消防庁の無線の中で、受令波(149.71MHz)は唯一、秘話がかけられていない。そのため、指令通信を聞くことができる無線として人気がある。
■消防航空隊
 消防・救急活動を任務とするヘリコプター部隊。1966年、東京消防庁が全国の消防に先駆けて導入した。ヘリの動向を知るには、消防カンパニー波やヘリテレ連絡波を受信するとよい。
■消防団
 市町村の選択的義務で設置されている、消防署の補助的な役割を担う集団のこと。地域住民による消防の自治組織。全国すべての消防団に無線機が配備されているわけではないが、専用波として153.35MHzが割当てられている。
■消防本部
 基本的に市町村単位で置かれている消防組織全体、あるいは本部自体を指す。消防局は、大阪市・北九州市・京都市・横浜市・名古屋市・神戸市・川崎市 ・札幌市・福岡市・広島市・仙台市・千葉市の各政令指定都市を中心に置かれている。
■全国共通波
 全国消防組織共通の周波数。大規模災害が発生し、管轄の異なる消防が共同で活動に当たるときはもちろん、上空のヘリと地上の消防隊間との連絡用にも使われる。 全国共通波1=150.73MHz 全国共通波2=148.75MHz 全国共通波3=154.15MHz の3波が割当てられている。
■ダウンリンク
→レピータの項を参照。
■通信指令室
 119番通報の入電後、出場指令や活動指示などを移動局に発する部署。消防組織全体の無線通信を統制する。AVMを使った移動局の活動管理も、通信指令室で行われている。
■通話コード
 消防無線で使われている隠語。警察無線のものとは異なり、各消防組織独自の法則で構成されている。よって共通性はほとんどない。しかし、3ケタ数字のコードに関しては、「100番台は出場関係」という感じに大別されている場合がある。
■定時試験通信
 消防組織が決まった時刻に実施する無線機テストのこと。毎日すべての割当周波数で実施する場合もあるが、例外も多数。この通信のワッチから、コールサインはもちろん、ときには新規周波数などが判明することもある。
■防災相互連絡波
 災害現場での活動を円滑にするため、組織を越えて連絡が取れるようにする無線。周波数は158.35MHz。消防・地方自治体 ・気象庁・建設省・NTT・JR・日本赤十字などの各無線局が開局する。
■レスキュー隊
 人命救助を目的とする部隊で、オレンジ色の活動服が目印。彼らが使う救助車には、ウインチや発電機、エンジンカッターなどの救助資器材一式が積載されている。ちなみに、東京消防庁の救助車に描かれた白い稲妻ラインには、「電光石火の出場と技の冴え」の意味が込められているという。
■レピータ
 山岳地域など、無線の不感地帯を解消するために設けられた中継局。山頂などの高い場所に設置される。アップリンクは地上からレピータに向けて発射される電波、ダウンリンクはレピータから地上へ発射される電波で、周波数はそれぞれ異なるものが使われる。
■FAX波
 消防本部と消防車などとのあいだでやり取りされる、FAX専用の無線。延焼情報などを送受信している。専用波が割当てられていない場合は、市町村波などを代用することもある。
■MCA方式新救急無線
 1990年10月から東京消防庁が運用している救急無線システム。MCA方式を採用し、救急隊と病院間でも通話が行える。周波数は1〜7方面が395.3625〜395.5 125MHz(基地局)/371.2625〜371.4125MHz(移動局)、第8と第9方面が395.2750〜395.3 500MHz(基地局)/371.1750〜371.2500MHz(移動局)。ステップは12.5kHz。

警察の用語
■移動オービス
→オービスの項を参照。
■移動警電
→WIDEシステムの項を参照。
■オービス
 自動速度取締機の総称。もともとは商品名。道路に固定された設備で、レーダーやループコイルを用いて速度を計り、撮影する。最近では機材を車両に搭載した「移動オービス」が増えている様子。
■基幹系
→県内系の項を参照。
■機捜隊
 機動捜査隊の略。重要事件の初動捜査に駆けつけ、所轄署への捜査協力や応援をする私服刑事部隊のこと。彼らが足として使う車が、いわゆる覆面パトカーである。
■機動隊
 デモ警備や災害現場での救助活動のほかに、雑踏警備など雑務的な任務も意外と多い部隊。各県警に置かれる常設機動隊のほかに、管区警察局に置かれる管区機動隊(管機)がある。
■共通系
 犯人が地域を越えて逃走した場合など、違う地域のパトカーと連絡を取る必要があるときに使われる通信系。本来は遊撃隊的なパトカーに対して使われるが、警備などに用いられる場合が大半。
■県内系
 地域系・共通系の総称。基幹系とも呼ばれる。都道府県ごとに割当てられているもので、周波数は150MHz帯。警視庁や北海道警察に見られる「方面系」も同じもの。
■交機隊
 交通機動隊の略で、交機とも呼ばれる。交通関係を専門に扱い、おもに事故頻発地域のパトロールや検問、交通取締まりなどを行う。機捜隊とは異なる、交通取締用の装備を施した覆面パトカーを使う。
■高速隊
 県警本部交通部に所属し、高速道路での交通取締まりや事故処理などを行う部隊。正式名称は高速道路交通警察隊。近年、人気スポーツカーをベースにしたパトカーの数々が導入されている。
■照会センター
 個人の犯歴などを調べる(照会する)専門セクション。警察官は無線・PAT(パトカー照会指令システム)・警察電話で照会センターを呼び出し、氏名・生年月日などの情報を伝達、回答を得る。
■署活系
 警察署ごとに割当てられている管轄内用の無線。正式には署外活動系という。340MHz帯と360MHz帯が使われているが、そのほとんどはデジタル化したと思われる。
■自ら隊
 地域部に所属する遊撃警ら部隊。パトカーでの活動が専門。所轄や管轄区域に関係なく、犯罪の予防や事件・事故現場に迅速に駆けつけることが目的。なお「みずからたい」ではなく、「じらたい」と読むのが正しい。
■スピード取締まり連絡波
 警察が速度違反車両の取締まりに使うもので、周波数は350 .1000MHz。速度を計測する現認係と、車両を検挙する停止係との間で交信が行われる。
■赤色灯
 パトカーなどの緊急車両に装備されている、赤色の回転灯を指す。白黒パトカーに付けられているバータイプやブーメランタイプ、覆面パトカー用の反転式などがある。
■地域系
 警察無線の基本的な単位。都道府県内で、行政・地理的に関連する地域をまとめたもの。「広島3系」などがこれに当たる。
■通話コード
 警察無線で使われている隠語。「マル被=被疑者」「マル索=検索」などの「マル×」という法則のほかに、刑法の条文を使った「177=強姦」「225=誘拐」などが存在。全国で共通しているコードと、都道府県独自のコードがある。
■鉄道警察隊
 JRをはじめ、私鉄も含めた鉄道施設すべてを警備する組織。かつての鉄道公安官が、国鉄の民営化にともない変化したもの。専用連絡波として349.1500MHzが割当てられている。
■パトライト
 各種回転灯を製造する企業の名称。または、赤色回転灯全体を指す通称としても使われる。ちなみに、最近主流のエアロブーメランタイプの赤色灯は、パトライト社の製品。
■覆面パトカー
→機捜隊・交機隊の項を参照。
■部隊活動系
 機動隊が使用する通信系。狭い範囲だけをカバーするという性格があるため、無線機の出力も1W程度に抑えられている。おもに、初詣会場やサミット警備時などの連絡用として使われることが多い。
■方面系
→県内系の項を参照。
■Hシステム
 高速走行抑止システムのこと。自動速度取締機の一種だが、CCDカメラを使っている点、レーダーが短い周期でオン・オフを繰り返している点から、オービスとは区別される。LHシステムはループコイルを使ったもの。
■LHシステム
→Hシステムの項を参照。
■MPR-100
 パトカーに搭載されている車載型デジタル無線機。出力は10 Wで、県内系や部隊活動系の周波数がプリセットされている。ちなみに白バイ用の「オートバイ100」は、MPR-100と同等の性能を持つ。
■Nシステム
 車両ナンバー自動読み取りシステムのこと。CCDカメラと赤外線ストロボを使い、走行車両のナンバープレートを撮影。画像はホストコンピュータに格納される。犯罪捜査が名目だが、国民監視の意味合いが強い。
■PAT
→照会センターの項を参照。
■PS・PB・PC・PM
 警察無線で使われている隠語のひとつ。PSはpolice stationで警察署、PBはpolice boxで交番、PCはpolice carでパトカー、PMはpolice manで警察官を表している。
■Pチャン
 ポリスチャンネルの略で警察無線を表すマニア用語。Pchとも。なおPチャンイヤホンは、警察官が使う装着性に優れたイヤホンのことで、これを愛用する受信マニアは多い。
■Tシステム
 旅行時間計測提供システム。外観はNシステムに似ているが、車両の移動時間から定点までの到達所用時間を予測、電光掲示板で道路状況を提供する。画像データは、Nシステムと同じホストコンピュータに格納される。
■WIDEシステム
 wireless integrated digital eq uipmentの略。「わいど」と読む。350MHz帯を使う、警察専用の自動車・携帯電話システムのこと。移動警電(移動警察電話)の発展改良版。

官公庁系の用語
■官公庁系無線
 ラジオライフで取り上げている消防・救急無線、警察無線以外の官公庁や行政で運用されている無線の総称。ジャンルでは、日本道路公団無線、防災行政無線、自衛隊無線、海上保安庁無線、気象庁無線、刑務所無線などが挙げられる。
■官公庁のイベント
 警察、消防、自衛隊、海上保安庁では各種イベントが行われている。「投稿ワールド」「投稿フォトEXP」「今月の公ギャル」などに掲載されている読者からの写真は、これらのイベントで撮影されたものが多い。
<警察>
 正月明けに年頭視閲式(出動式)が行われる。新型車両が顔を出す頻度が高いため、マニアには外せないイベントだ。が、人気の高い警視庁の年頭視閲式は早朝に実施されるので、写真撮影には向いていない。そのため、5月に行われる機動隊観閲式を狙うマニアも多い。
<消防>
 1月初めに行われる出初式が有名。全国各地で大小さまざまな規模の出初式が実施されるので、気軽に足を運べる。東京消防庁などの大型組織では、このほかにもイベントが行われているので一度チェックしてみるといいだろう。
<自衛隊>
 人気なのは、陸自の降下訓練始め(1月。千葉県習志野演習場)、総火演と呼ばれる陸自の富士総合火力演習(9月。静岡県東富士演習場)、三軍の持ち回りで行われる観閲式(海自では観艦式。自衛隊記念日前後の10月末から11月初旬ごろに実施)、各地で行われる航空祭(春と秋に多い)。総火演と観閲式は申込制(抽選)のため、当日に訪れても入場できないので注意しよう。これらに対し、各駐屯地や基地などで行われているのが「ちびヤン(ちびっ子ヤング大会の略)」などの一般公開。自衛隊と地域のふれあいを軸としたイベントだ。展示飛行などの派手さはないが、お祭り的なムードで楽しめるはず。隊員の素顔が垣間見えたりして、シャッターチャンスも多いことだろう。数少ない駐屯地・基地開放の機会だけに、見逃すわけにはいかない。
<海上保安庁>
 防災訓練などに顔を出す程度のイメージがあるかもしれないが、海上保安庁も観閲式・総合訓練を実施している。艦船マニアにはたまらないイベントだ。密輸容疑者捕捉訓練では、実戦さながらのシーンを目の当たりにすることができる。開催は4月下旬ごろ。
<そのほか>
 防災の日(9月1日)には、警察・消防・自衛隊・海上保安庁 ・建設省・地方自治体などが参加する防災訓練が実施される。会場によって規模はまちまちだが、さまざまなジャンルの無線が一度に聞けるおいしいイベントといえる。  官公庁が主催・参加するイベントは日程が変わることもあるので、それぞれの広報やホームページ、またはラジオライフの「今月の開局&イベント情報」を参考に確認するのがベターだろう。もちろん、これらに掲載されない小規模イベントも、各地で随時開催されている。

業務無線の用語
■各種業務無線
 郵政省によって、電力やガス、水道などの公共性の高い事業や、運輸や警備など、無線の使用頻度が高い業種に割当てられる無線。
■簡易無線
 比較的規模の小さい商店や企業が利用する、単信方式の業務無線。
■小エリア通信
 イベント会場や工事現場などの、半径2〜3km程度の比較的狭いエリアで使用される無線システム。
■トーン信号
 ひとつの周波数を複数の使用者が使っているとき、交信すべき相手に向けて送信する識別信号。トーン信号が一致した電波を受信したときにだけスケルチが開く装置=トーンスケルチと組み合わせて使う。それにより、決まった相手だけと交信できるようになる。
■トーンスケルチ
→トーン信号の項を参照。
■バスロケータシステム
 停留所にバスの位置を表示するシステム。バスから系統などのデータを微弱電波で送信、それをバス停付近の受信点でキャッチし、本社のコンピュータで処理したあと、データを停留所に再送信する。
■ATIS
「エーティーアイエス」と読む。無線局自動識別装置。自局のコールサインを自動的に発信する装置のこと。現在、2000年5月末に向けて150MHz、460MHz帯の簡易無線機へ導入が進められている。
■AVMシステム
 Automatic Vehicle Monitor systemの略。車両位置等自動表示システム。タクシーで、自車の位置情報を配車センターに知らせる際に使用する。特にGPSを利用したものをGPS-AVMシステムという。
■GPS-AVMシステム
→AVMシステムの項を参照。
■MCA方式
 MCAは、Multi Channel Accessの略。複数の周波数を多数の無線局で共有し、通信を行いたいときに空いているチャンネルを自動選択して通信を行う方式のこと。850MHz帯、1.5GHz帯の業務無線などで使用されている。

エアーバンド
■アドバイザリーサービス
 援助局。飛行場管制が行われていない空港で実施されている情報提供サービス。空港周辺の航空機に対して、トラフィックの状況や気象状況を伝えるのが目的。離着陸の許可などの管制権はない。
■エンルート波
 カンパニーラジオで使われる航空無線の周波数のひとつ。航空会社の運航管理部門と航空路を飛行中の航空機との連絡に使われる。
■カンパニーラジオ
 航空会社の運航管理部門と自社の航空機のあいだで連絡をとるための周波数。大手航空会社の場合、その用途によって、エンルート波とターミナル波という具合に、2種類の周波数を使い分けている。民間の航空会社だけでなく、消防や警察などの航空隊にもカンパニーラジオの周波数が割当てられている。
■機体登録記号
 航空機に割当てられている固有の記号。国内の航空機の場合「JA」で始まる登録記号が使われる。自動車でいうところのナンバープレートのようなもの。
■空港内業務無線
 航空会社が、空港内で使う業務連絡用の無線。VHF帯とUHF帯のFM波が使われる。
■空港無線電話
 空港内の航空局や免税店、機内サービスなどの事業者が使う無線電話通信システムのこと。830MHz帯と880MHz帯の周波数が使われる。
■航空局
 運輸省の行政機関。国内の航空施設の管理・運用、航空機の管制などを行っている。CAB(Civil Aviation Bureau)と表記することもある。
■シリアルナンバー
 自衛隊所属の航空機に付けられているの固有の記号のこと。陸・海・空の各自衛隊によってその法則は異なる。記号には、領収年号・機種・製造順などの意味が含まれている。
■ターミナル管制/飛行場管制
 飛行場内の航空機、あるいは飛行場の近くをフライトしている航空機に対して行われる管制のこと。
■ターミナル波
 カンパニーラジオで使われる航空無線の周波数のひとつ。離着陸のために飛行場周辺をフライトする航空機と、あるいは飛行場に駐機中の航空機と、地上の職員が連絡をとるために使う周波数。
■ターミナルレーダー管制
 飛行場に設置されたレーダーや航空路を監視するレーダーをそれぞれ結んで、航空機に関する情報をレーダースコープ上に表示させ、飛行場への離着陸をスムーズに行うためのシステム。RDRあるいはRAPCONと表記することもある。着陸する航空機の場合は空港の管制圏の近くまで、離陸した航空機の場合は航空路の近くまで、レーダーで監視しながら誘導される。
■ディスパッチ
 フライトプランの作成や気象情報の収集などを行う部署。
■ボルメット放送
 フライト中の航空機に対して、主要空港の気象データなどを提供する放送。短波帯の周波数で決まった時間に放送される。日本では、太平洋ボルメット放送網のひとつ東京ボルメット放送が行われている。
■誘導路
 飛行場内のエプロンやスポットと滑走路をつなぐ道のこと。着陸の際、航空機は滑走路を出て誘導路に入り、それからスポットへ地上走行する。
■洋上管制
 洋上に設けられた航空路をフライトする航空機の管制のこと。国内の航空路管制と同じように、洋上がいくつかの飛行情報区に分けられ、その航空路をフライトする航空機は、その飛行情報区を担当する管制部からの管制を受けることになる。
■ACC/航空交通管制センター
 Area Control Centerの略。計器飛行方式で航空路をフライトする航空機に対して、飛行ルートの変更や上昇・降下の許可を与える運輸省の機関。札幌・東京・福岡・那覇に設置されている。なお、セスナやヘリコプターなどの小型機は、有視界飛行方式でフライトを行っているために、この管制を受けることができない。
■AEIS/航空路情報サービス
 Aeronautical Enroute Informa tion Serviceの略。札幌・東京・福岡・那覇にある航空交通管制センターが、飛行中の航空機に対して、安全な飛行を行うためのアドバイスを提供する業務のこと。
■APP/アプローチコントロール
 Approach Controlの略。進入管制の意。飛行場に、着陸のために近づいている航空機に対して、安全に着陸できるように指示を出す部署。コールサインは「○○アプローチ」。
■ATIS
 Automatic Terminal Informa tion Serviceの略で、「アティス」と発音。飛行場放送業務または自動空港情報サービスの意。飛行場を離着陸する航空機に対して、気象などの情報を、エンドレステープを使って、VHF帯の航空無線で定期的に提供する業務のこと。
■CLR/クリアランスデリバリー
 Clearance Deliveryの略。管制承認伝達の意。航空会社から提出されたフライトプランに対しての承認を、パイロットに伝える役目を担う部署。国内の空港の大半は、グランドコントロールによって代行されている。離着陸の多い大空港にのみ存在する部署。コールサインは「○○デリバリー」。なお、成田空港(新東京国際空港)では、ランプコントロールがその役目を担っている。
■CON/航空路管制
 Controlの略。航空路上をフライトする航空機に対して管制を行う部署。飛行場を離陸した航空機は、決められたルートに従って、目的の飛行場を目指すが、そのルートのことを「航空路」と呼ぶ。札幌・東京・福岡・那覇にある航空交通管制センターがその管制を行う。
■DEP/ディパーチャー
 Depurture Controlの略。出発管制の意。飛行場管制の部署のひとつで、飛行場を離陸した航空機を「標準出発経路」に従いながら、航空路の近くまでレーダーで誘導する部署。コールサインは「○○ディパーチャー」。
■DME
 Distance Measuring Equipmentの略。962〜1213MHzの電波を利用した距離測定装置。
■FIR/飛行情報区
 Flight Information Regionの略。管制区のことで、日本には札幌FIR・東京FIR・福岡FIR・那覇FIRの4つがある。
■GCA
 Ground Controled Approachの略。着陸誘導管制の意。軍用施設で多く使われる。
■GCI
 Ground Control Interceptの略。地上要撃管制の意。航空機とレーダーサイトを結ぶ軍用無線のことで、その周波数は非公開になっている。その周波数は、マニアにとってかなりレアで価値のある情報となる。

■GND/グランドコントロール  Ground Controlの略。地上管制の意。飛行場内の地上を走行する航空機や車両の管制を行う部署。コールサインは「○○グランド」。
■HF帯エアーバンド
 洋上を飛行する航空機と管制施設とのあいだで使われる航空無線。使用周波数帯は2〜6MHz帯・8〜11MHz帯・13MHz帯・15MHz帯・17MHz帯・21MHz帯・23MHz帯。電波型式はSSBモード。
■IFR
 Instrument Flight Rulesの略。計器飛行方式の意。パイロットの目視に頼らず、機内レーダーなどの計器を駆使して飛行する方式のこと。
■ILS
 Instrument Landing Systemの略。計器着陸装置の意。着陸してくる航空機に対して、滑走路の端から、進入角度・方向・距離を示す電波を発射して、着陸地点まで誘導する装置。
■JST
 Japanese Standard Timeの略。日本標準時のこと。
■MET(METRO)
 Meteorologicalの略。航空気象情報の意。米軍あるいは自衛隊の基地に置かれ、航空機からのリクエストに応じて、基地周辺および他基地の気象状況を提供する部署。ATISが一方的な放送方式なのに対し、METは担当官との交信によって情報を得る。
■NDB
 NonDirectional radio Beaconの略。無指向性無線標識施設の意。長波帯・中波帯の電波を使用して、航空機に対して現在の飛行位置を知らせる無線施設。
■RDO/レディオ
 Radioの略。飛行場対空通信局のこと。おもに地方の小規模飛行場に設けられ、航空機に対して情報提供を行う部署。コールサインは「○○レディオ」。
■TACAN
 Tactical Air Navigationの略。軍用に使われる無線標識。
■TCAアドバイザリーサービス
 Terminal Control Area advisoryの略。有視界飛行方式の航空機に対して、計器飛行方式の航空機と同様の飛行場管制を受けられるようにしたもの。離着陸の多い空港周辺では、有視界飛行方式の航空機と計器飛行方式の航空機が入り交じって飛行しているので、これらをすべてレーダー管制して安全を確保するのが目的。
■TWR/タワー
 Towerの略。飛行場管制の部署のひとつで、滑走路上の航空機と管制圏内の航空機に対して、離着陸の許可を出す部署。すべての航空機はタワーの指示で離着陸を行わなければならない。
■UHF帯エアーバンド
 自衛隊機や米軍機が飛行場周辺で管制塔と連絡を取るときや、軍事作戦・スクランブル発進時などに使われる航空無線。225〜400MHzが割当てられている。
■UTC
 協定世界時のこと。
■VFR
 Visual Flight Rulesの略。有視界飛行方式の意。パイロットが、計器だけに頼らず目視によって操縦を行う飛行方式。高度な計器を搭載できない小型機やヘリに多い飛行方式。
■VHF帯エアーバンド
 飛行場管制や航空路管制を中心に使われる航空無線。使用周波数は118〜136MHzと136〜142MHz。前者は旅客機などの民間機用、後者は自衛隊などの軍用機用として使われている。
■VOR
 VHF Omni-directional radio Rangeの略。超短波全方向式無線標識施設の意。108〜117.975 MHzの電波を使った方位表示施設のこと。
■VORTAC
 「ボルタック」と発音。VORとTACANを組み合わせた装置。

鉄道無線の用語
■入換波
 各地からの貨車をいったん操車場などに集め、同じ方面行きの貨車ごとにまとめる際などに使う無線。350MHz帯と360MHz帯に割当てられている構内入換作業用の周波数と、Cタイプの入換作業用が使われる。
■空線信号
 JR各社に割当てられている、A/Bタイプ無線の指令側周波数を受信すると聞こえる「ピー」という制御音のこと。交信が始まると空線信号が消え、音声だけが聞こえるようになる。この耳障りな制御音を消去してくれるのが、空線信号キャンセラーと呼ばれる機器。
■新幹線電話
 新幹線に設置されている公衆電話。使用周波数は基地局側が450MHz帯、移動局側が412MHz帯。LCXを使い一般電話回線と結んでいる。なお、基地局側は多重無線を使っているため、ワッチは車内で移動局側を狙うのがベスト。
■東京輸送指令
→旅客一斉放送の項を参照。
■防護無線
 列車事故や故障などの緊急時、周囲で運転しているほかの列車に危険を知らせる無線。これを受信すると、列車は自動的に緊急停止する。周波数は373.2750 MHzで、到達距離は約1km。
■保線波
 架線や線路などの保守作業時に使われる無線。運用は、終電から始発までの列車が運行されていない時間が多い。
■誘導無線
 地下鉄などで使われている無線。壁面などに張られたケーブルから漏洩する微弱電波を受信する。周波数は105〜275kHzの長波帯(モードはFM)で、受信するには車両の窓ガラスに張り付くなど、少しでもケーブルに近づく努力が必要といわれる。
■旅客一斉放送
 JR東日本の東京輸送指令および千葉輸送指令が、首都圏各線の列車運行状況などについて流している放送。もともとは駅員向けに有線で行われていたが、現在は列車向けに無線でも行われている。周波数は7chの352.6125MHz。
■A/B/Cタイプ
 JR各社に割当てられている無線で、路線によって使われるタイプが異なっている。Aタイプには複信式の8チャンネル、Bタイプには半複信式の8チャンネル、Cタイプには上り用・下り用・入換用の3波がある。Bタイプは8チャンネルまで割当てがあるが、無線機に実装されているのは1〜5chまで。
■LCX
 漏洩同軸ケーブルをアンテナとして使った無線システムのこと。Leaky Coaxial Cableの略で、漏洩電波を用いて送受信を行う。一部の私鉄や新幹線電話などに採用されている。

テレビの用語
■アクチュエーター
 パラボラアンテナに取り付けるもので、1台のモーターで静止軌道上の衛星をすべて追跡できるようにした装置。
■映像方式
 映像方式には大きく分けて、NTSC方式・PAL方式・SECAM方式の3種類がある。それぞれ走査線の数や色信号を伝える周波数が違うため、受信するためには映像方式に合った受信機材を選ばなければならない。ちなみに、日本では走査線が525本のNTSC方式が採用されているが、世界でもっとも多いのは走査線が625本のPAL方式。
■地上波放送
 VHF帯の1〜12ch、UHF帯の13〜62chを使って放送されているテレビ放送を、BS放送やCS放送などの衛星放送と区別してこう呼ぶ。
■ディレクTV
 PerfecTV!に続き、1997年にスタートした国内2番目のデジタル衛星放送サービス。しかし、2000年の春、SKY Perfec TV!に統合されることが決定した。
■デジタル放送
 デジタル信号によって行われる放送のこと。ひとつの電波に複数の映像や音声を乗せられるのが特徴で、アナログ放送とは比べものにならないくらい、チャンネル数を増やすことができる。衛星放送の世界では、国内外を問わず、すでにデジタル放送が普及していて、SKY Perfec TV!などもそのひとつ。地上波デジタル放送に関しても、2003年のスタートに向けて国内で準備が進んでいる。
■電圧切替式LNB
 チューナーからの供給電圧によって偏波面を切り替えることができるLNBのこと。
■トランスポンダ
 衛星に搭載された中継器のこと。トランスミッタとレスポンダを組み合わせた造語。
■パラボラアンテナ
 反射した電波が1点に集まるように設計された、中華鍋のような形状をしているアンテナ。おもに衛星テレビの受信などのように、高い周波数の電波の受信に使われる。
■フィードホーン
 パラボラアンテナに反射して1点に集まった電波を効率よくLNBに送るための部品。
■BS
 Broadcasting Satelliteの略。放送衛星のこと。
■Cバンド
 4GHz帯の衛星通信用周波数のこと。受信するためには、Kuバンドの受信に比べて大きなアンテナが必要になる。
■CS
 Communication Satelliteの略。通信衛星のこと。一般的に、民間の衛星通信のことを指すケースが多い。
■FPU
 Field Pickup Unitのこと。マイクロ回線の送受信機能を搭載した車両を使って、取材地とテレビ局の本社または受信基地とを結ぶ中継の方法。
■Kuバンド
 12.5〜18GHzの衛星通信用周波数のこと。
■LNB
 Low Noise Anplifier&Block Down Converterの略。パラボラアンテナで受信した高い周波数を、チューナーで扱うことができる低い周波数に変換するコンバータ。
■SKY PerfecTV!
 国内で行われているデジタル衛星放送サービス。将来的には、ディレクTVを吸収して、国内最大のデジタル衛星放送サービスとなる予定。
■SNG
 Satellite News Gatheringの略。通信衛星を使ったテレビ局の現場中継の方法。
■STL回線
 Studio Transmission Linkの略。放送局のスタジオと送信所とを結ぶ、放送中継回線のこと。テレビ局の場合は、3.4GHz帯・7GHz帯・13GHz帯の周波数が使われる。

ラジオの用語
■インターネットラジオ
 インターネットで聞くラジオのこと。インターネット上の放送局のサイトで音声が楽しめる。リアルタイムで放送するものと、数分程度のダイジェストを放送する2つのタイプがある。
■国際放送
 短波・中波のラジオ放送局が海外に向けて送信している外国語放送のこと。使用周波数が一定している国内の放送とは違い、国際放送は周波数が定期的に変動するので、まめにチェックする必要がある。ちなみに日本の国際放送はNHKの「NHKワールドラジオ日本」だけ。
■コミュニティFM放送局
 市町村などの1部の地域を対象に、地域密着型の情報を提供するために設置されたFM放送局のこと。開局数が増加し、送信出力が20Wにまでアップした一方で、ミュージックバードなどに頼るあまり、自社番組制作率が低下していることが、近年問題になっている。
■受信報告書
 放送局の電波を、いつ、どこで、どの番組を、どんな感度で、どんな内容を受信したのかを局にリポートするための報告書。
■ジングル
 放送開始・終了の際や、番組がコマーシャルに切り替わるときなどに流れる音楽、局名のコールのこと。
■ドイチェ・ヴェレ
→日本語放送の項を参照。
■トロッポ
 対流圏伝播のこと。地上約11kmまでの対流圏内で生じる大気の温度逆転層や前線などによって、本来直進するはずのVHF帯の電波が屈折して通常よりも遠方に届く現象。ただし、Eスポほど遠くまでは伝搬しない。
■日本語放送
 海外の短波・中波ラジオ放送局が、日本語で、日本人に向けて送信している国際放送のこと。1999年末には、代表的的な存在だったドイチェ・ヴェレの日本語放送が打ち切られている。
■フェージング
→SINPOコードの項を参照。
■ベリカード
 受信報告書を受け取った放送局が、それを正しい報告だと認めたときに、確認証として発行するカード。ベリとは英語でいうverification(=確認)のこと。各放送局ごとに、オリジナルの絵柄が印刷されているハガキサイズのもので、これを収集するマニアは多い。
■見えるラジオ
→FM文字多重放送の項を参照。
■ループアンテナ
 AMラジオの受信に使用される、輪ないしはコイルのような形状をしたアンテナ。バリコンという可変型のコンデンサを接続することで、受かる周波数を調節できる。アンテナ自体に再送信機能があるため、ラジオ本体を近づけるだけで感度がアップする。
■路側ラジオ
 交通情報を流すために、警察が道路沿いに設置しているラジオ放送局のこと。割当周波数は1620kHz、出力は10W。各県警の交通規制課内に設置されている交通管制センターに受信報告書を送ると、ベリカードをもらえる場合がある。
■BCL
 Broadcasting Listenersの略。もともとアマチュア無線の交信を受信する人のことを差していたが、最近ではもっぱら海外短波放送受信マニアのことを表す言葉になった。
■Eスポ
 初夏になると発生するスポラディックE層のこと。地上95〜135kmの高度で突発的に発生し、FMラジオバンドやアマチュア無線の50MHz帯などを反射する電離層のこと。スポラディック(sporadic)とは「ときどき起こる」という意味。遠距離受信に使われる。
■FM文字多重放送
 FM音声の電波に乗せて文字情報を送るシステム。一般的に言う「見えるラジオ」のことだが、J-WAVEの場合は「アラジン」、FM802の場合は「Watch-me」という呼び名が付けられている。
■IRC
 International Reply Couponの略。国際返信切手券の意。万国郵便連合加盟の各国で航空便の最低料金分の切手と交換できるもの。日本では1枚150円で購入できる。受信報告書を送る際に同封しておくと、ベリカードの返信率がアップするらしい。
■IS
 海外放送において、番組放送前から流れる音楽。Interval Sig nalの略。
■PFC
 あらかじめフォーマットが記入された受信確認証のこと。ベリカードを発行していない放送局にPFCを送付すると、放送局がそこにデータを書き込んで返信してくれることもある。
■SINPOコード
 受信状態を示すためによく使われる表記方法。信号(S)、混信(I)、ノイズ(N)、フェージング(P)、総合評価(0)の5つの項目について、5段階で表示する。ちなみに、フェージングとは伝播障害のことで、信号が弱くなったり強くなったりする現象。

モレ電波の用語
■イヤモニ
 正しくはイヤーモニター。コンサート中に、おもに舞台上のアーティストが、演奏音や会場音を把握するために聞いている音声、またはそれを聞くこと。
■集音マイク
 舞台や会場の音を集めているマイク。コンサートで受信できることもある。曲や進行を知るには最適ながらも、ナマ声が聞けないために不人気。
■チャンネルプラン
 複数のワイヤレスマイクを使用する際に、それぞれのマイクが混信を招かないように選ばれたチャンネルの組み合わせ。小規模コンサートでは、ときおり危なっかしいプランが見られる。
■特ラ連
 特定ラジオマイク連盟の略。複数のマイク使用による混信を避けるため、使用者間の調整を行うべく発足した機関。
■ドライブスルー
 ファーストフードの店頭で、車に乗ったままオーダーができるシステム。客と店員のやりとりが無線で行われるため、受信が可能。若い女性アルバイトの声が聞けることから、受信マニアに根強い人気を誇っている。
■ナマ声
 ワイヤレスマイクから出る電波を直接受信して聞くことができる、音声加工が施されていない“素の声”。その息づかいまでが伝わってくるような感触に魅せられて、タレントのナマ声を追い続ける人々はあとを絶たないという。
■モレ電波
 本来は「漏洩している電波」だが、転じて電波法にかからない微弱電波や、届け出不要な特定小電力無線局の使用波を指す。ワイヤレスマイクや特小など、やわらかい内容の受信ジャンルとして確立している。
■ワイヤレスマイク
 電波を用いることで、コードなしで使用できるマイクロホン。アナログのFM波が用いられているため、市販の広帯域受信機で傍受することが可能。現在、A・A2・B・Cの4規格が存在している。

【ハッキングに関する用語】

カギ用語
■イモビライザー
 自動車の盗難対策のひとつ。トランスポンダを内蔵したキーを使うことによって、自動車とIDのやりとりを行い、認証を行うシステム。基本的に、純正キーあるいは合カギを持っていないと、エンジンをかけることはできない。日本国内ではあまり普及していないが、ヨーロッパではその装備が義務づけられるほど盗難対策として信頼されているシステム。
■ウォード錠
 もっとも古典的なタイプのカギ。錠前の内部に設けられた障害物を避けるようにして、キーでかんぬきを操作するタイプのカギ。自転車の前輪錠に採用されているのがこのタイプ。
■解錠
 純正キーや合カギを使わないでカギを開ける行為。ピッキングはその代表例。
■開錠
 純正キーあるいは合カギを使って、カギを開ける行為。つまり、正当な方法でカギを開けること。
■クラッチ
 ピッキング対策として、大手カギメーカーMIWA社が錠前部に設けた仕掛け。シアラインが揃っても、ピッキングツールをクラッチにひっかけないと、開かない仕組みになっている。
■差金
 自動車のドアのカギを開けるために使う針金のような工具。窓ガラスのすき間に指し込んで、ドアの内部からカギを開けるために使う。車種によってドア内部の構造が異なるため、それを熟知していないと使いこなすことはできない。
■シャッターマジック
 その正体は、ラジオライフ編集部でも未確認だが、それひとつあればシャッターのカギを開けることができるという禁断のツール。噂によると、アイスクリームのスプーンのような形状をした薄い金属板で、シロウトでも簡単に扱うことができるという。
■錠前技師
 一般市民のために、カギのプロとして商売している人のこと。キー紛失時の解錠から、カギの交換、合カギ作り、金庫の破錠までをこなすカギのプロフェッショナル。カギに精通した犯罪者とは明確に区別される。
■シリンダー錠
 シリンダー(円筒)が回転することによって、かんぬきを操作するタイプのカギ。国内で使われているカギのほとんどはこのタイプ。その構造によってピンタンブラー錠・ディスクタンブラー錠・マグネットタンブラー錠・八万ロックという具合に、さらに細かく分類することができる。
■破錠
 錠前を破壊することによって、カギの機能を無効化する強引なワザ。犯罪者がよく使う手口。また、錠前技師も、金庫を開けるときなどに行うことがある。
■万能キー
 ピックとテンションのふたつの機能を兼ね備えたピッキングツール。簡単な構造のカギなら、これ1本で開けることができる。
■ピッキング
 純正キーや合カギを使わないで、ピンタンブラー錠やディスクタンブラー錠を開ける技術のこと。世の中には、単純な構造のカギがあまりにも多いため、ピッキングの技術が悪用され、空き巣などの被害に遭うケースは多いという。
■ピッキングツール
 ピッキングに使う道具。シアラインを揃えるための「ピック」とシリンダーに回転運動を加えるための「テンション」で構成される。ピッキングツールを発展させたのが「ピックガン」や「ショットドライバー」。
■ブランクキー
 カギ山のないキー。合カギを作るための元のキーとして使う。
■マスターキー
 マンションの管理人などが使うキーで、それひとつですべての家庭の玄関のカギを開けることができるキーのこと。また、マンションの入口にあるような、どこの家庭のキーでも開けることができるキーのことを逆マスターキーと呼ぶ。
■マニピュレーション
 金庫のダイヤル錠を手探りで開ける技術のこと。
■レーキング
 ディスクタンブラー錠を、ピッキングで解錠するときのテクニックのひとつ。カギ穴のなかをこするようにしてシアラインを揃える技術のこと。
■レバータンブラー錠
 ウォード錠が発展したもので、錠前の内部に可変式の障害物が設けられているタイプのカギ。前方後円墳のような形をしたカギ穴が、典型的なレバータンブラー錠。自動ドアのように、錠前部に厚みがとれない場所に使われることが多い。
■J6
 自動ドアのサムターン式のカギを、外側から開けることができる禁断のツール。

裏ワザの用語

■裏コマンド
 電気製品に対して行う、取扱説明書に載っていない特定の操作。これを行うことで、販売業者のためなどに用意されている製品の“裏”の機能を引き出すことができる。
■カードリーダ
 カードに書き込まれているデータを読むための機器。ラジオライフでは、おもに磁気データを読み取るための機器を指す。基本的には、一般には市販されない業務用の製品だが、東京・秋葉原や大阪・日本橋などのジャンクショップに中古品が並ぶこともあるので、入手は不可能ではない。
■学習リモコン
 さまざまな赤外線リモコンの送信信号を記憶するリモコン。複数の機器の兼用リモコンとして用いることができるが、自動車の赤外線キーの送信まで記憶するため、使いようによっては危険な道具であった。
■偽造テレカ
 磁気データを書き換えたり削ったりして作られたテレホンカードのこと。公衆電話に対策が施されると、新タイプのカードが登場するというイタチゴッコが続き、NTTは大きな被害を受けた。ICテレカが普及することによって偽造テレカはなくなるとの見方もあるが、その一方で偽造ICテレカについての噂も絶えない。偽造テレカは、その形状に応じて、ハーフ&ハーフ・ダルマ落とし・ワンフィンガーなどと呼ばれている。
■偽造・変造
 いま、日本国民を脅かしている犯罪の形態のひとつ。偽造クレジットカード・偽造テレカ・変造500ウォン・偽造紙幣……と、その具体的な事例は多岐にわたり、カラーコピー機の精度が上がったことなどによって、より精巧なものが出回るようになっている。ニセモノをゼロから作ることを「偽造」と呼び、本物に細工を加えて作ることを「変造」と呼ぶ。
■逆引き104
 NTTの104サービスが「住所 ・氏名などの個人情報から電話番号を検索」するものであるのに対し、ちょうど逆の「電話番号から個人情報を調べる」サービスのこと。ひと検索=数万円というそのカラクリは、電話会社の内通者による情報漏洩といわれている。
■コピーガード信号
 不正コピーの防止を目的として、映像ソフトや音楽ソフトなどにかけられた信号のこと。コピーガード信号のかけられたソフトをそのままコピーすると、キレイにコピーすることができない仕組みになっている。大切なソフトをバックアップするために、マニアのあいだでは、コピーガード信号を除去する機器(=コピーガードキャンセラー)が使われていたが、1999年10月1日、不正競争防止法が改正されたことによって、その販売が事実上の禁止となった。
■磁気カード
 磁気ストライプに情報が書き込まれているカードのこと。クレジットカード・キャッシュカード・テレホンカード・定期券・各種プリペイドカード・レンタルビデオ店の会員カードなど、いろいろなところで使われている。クレジットカードやキャッシュカードの磁気データは、一般に公開されているJIS1型あるいはJIS2型と呼ばれるフォーマットにのっとって書き込まれているので、カードリーダさえあれば簡単に読みとることができる。通常、磁気データは磁気ストライプに対して直角に書き込まれるが、テレホンカードなどは傾きを付けて書き込まれている。この角度をアジマス角という。
■磁気造影剤
 磁気データを視覚的に見るために使う溶剤。細かい鉄粉を揮発性の高い液体で溶かしたもので、磁気ストライプに塗ることによって、磁力線が見えるようになる。
■スキミング
 磁気カードの磁気データだけを盗む行為。それに使う機器をスキマーという。カードそのものが盗まれるわけでないので、盗まれた本人はなかなか気づかないのが特徴。偽造クレジットカードの大半はスキミングによって作られている。
■万引き防止タグ
 万引きを防ぐため、商品に取りつけられている装置。札のような形状のものや、シール型のものがある。ループコイル回路を内蔵し、電波発射装置付きのゲートで検出されるタイプがメジャー。
■モザイク消し機
 アダルトビデオなどに施されたモザイクを無効化し、秘められた画像を見る目的のもと作られた装置。しかし、得られる結果は、モザイク方式との相性に左右されるため、哀しい思いをすることもある。
■レーダー探知機
 警察がスピード取締まりに使用しているレーダー波を検知し、事前にその存在をドライバーに知らせる装置。

コンピュータの用語

■シリアル(製造番号)
 ソフトウェアをインストールしたり、起動したりする際に、入力を要求される製造番号。俗称「尻」。
■トロイ
 対象のコンピュータに潜伏し、持ち主の知らぬまに指定されたプログラムを実行させたり、回線経由の遠隔操作を可能にしたりするワームプログラム。Windows用の「Back Oriffice」などが有名。
■番号ジェネレータ
 クレジットカード番号など、ある法則に基づいた文字列を生成するソフトウェア。最近、プリペイド方式携帯電話の暗証番号ジェネレータが開発されているというウワサあり。
■不正アクセス
 コンピュータに、電気通信回線を通して、他人のアカウントやパスワードで不当なアクセスを行うこと。2000年2月に、これを禁止する法律が制定されている。
■ブラウザクラッシャー
 インターネット上に仕掛けられた、訪問者のブラウザやOSに不具合やフリーズを引き起こさせるトラップ。
■プロクシ
 ホストからの要求を中継してサイトに送り、またサイトからの応答を中継してホストに返すサーバ。本来の目的であるキャッシュの代理機能より、もっぱら匿名でサイトに接続する手段として用いられることが多い。俗称「串」。
■メールボム
 電子メールによる攻撃のこと。不特定多数の人物から膨大なメールが届くように仕向けたり、巨大な容量のファイルを送りつけたりするタイプが有名。
■dosアタック
 Denial of Serviceアタックの略。対象となるコンピュータに処理しきれないほど負荷の高い動作を強要し、機能を麻痺させる攻撃。
■IPアドレス
 Internet Protocol上のアドレスのこと。自分がどこからインターネットにアクセスしているかを示す、住所番地のようなデータ。ネットに接続したら例外なく割当てられるので、身元特定に利用される。
■UGサイト
 Undergroundサイトの略。ハッキング情報や地下情報などが、さかんにやりとりされているサイトの総称。
■WAREZ
 「ウェアーズ」と読む。インターネットでやりとりされている市販ソフトウェアの不正コピー品。俗称「われず」。

【電話に関する用語】


■いまどこサービス
 NTTドコモによるPHS端末の位置情報検索サービス。FAXやインターネットからの位置情報請求に対し、端末が、もよりの基地局に応答を返すことにより成立している。
■インターネット電話
 電話回線の代わりに、インターネットを経由して行われる通話。どんなに長距離の通話でも最寄りのインターネット・アクセスポイントまでの通話料金で済むため、場合によっては極めて安上がりになる。
■裏番号
 3ケタ特番や代表番号を窓口にしている企業や団体が、非公開で保持している電話番号。チケット取りなどに活用される。
■液晶カスタマイズ
 携帯電話のディスプレイを自分好みの仕様に改造すること。フロントプリント挿入・偏光板交換による液晶反転・バックライトの交換などがポピュラー。1990年代末に流行した。
■基地局
 通話中の携帯電話から出ている電波を受けているアンテナ装置。各端末は、基地局を窓口にして電話回線ネットワークに接続している。ビルの屋上などに立つ基地局のキャリアを遠方から判別できれば、相当な電話通といえるだろう。
■キャリア
 携帯電話やPHSのサービスを提供している通信事業者のこと。現在、携帯電話にNTTドコモ、DDIセルラー系、J-フォン系、ツーカー系が、PHSにNTTドコモ、DDIポケット系、アステル系がある。
■クローン携帯
 同型の端末からデータを移植することで作られる、中身がまったく同じ携帯電話端末のこと。結果、同じ電話番号を持つ端末がふたつ存在してしまうことになり、さまざまな奇妙な現象が起きる。
■携帯ジャマー
 携帯電話に電波的な妨害をかけることにより、通話を不可能にする装置。あまりにも強力なものを使うと、使用者も頭がクラクラするといわれる。
■公衆電話
 NTTが設置している一般公衆向けの課金電話。現在、アナログ回線の緑、ISDN回線のグレー、ICテレカ専用のレンガ色の3種が混在中。飲食店などで見かけるピンク電話は、公衆電話ではなく店が契約している一般加入電話なので注意。
■縛り
 携帯電話の契約時に、最低6か月は解約できない、などといったかたちで販売店から課せられる制約。
■チケット取り
 ここでは、人気チケットの電話予約のことを指す。大量の電話が殺到するため非常につながりにくく、国際電話経由や新電電系利用など他人より優先的に電話をつなぐさまざまな方法が模索された。
■伝言ダイヤル
 電話からセンターに登録した伝言を、BOX番号+暗証番号により取り出して聞くことができるNTTのサービス。番号が語呂合わせになっているBOXは、不特定多数の人物が情報を交換する場となっている。
■電測モード
 PHSや携帯電話が、基地局から届いている電波の強さなどを表示している状態のこと。かつては裏コマンドなどにより出現したが、最近の端末では確認できない。
■特殊ドライバー
 携帯電話に使用されている、+や−以外の*型、★型、△型といった特殊な形状のネジに対応したドライバー。携帯電話を分解するための必需品。
■飛ばし
 不正な方法で作られたかけ捨て用の携帯電話。虚偽の身分証明などによって契約されたもので、使えるだけ使ったあとで料金を踏み倒し、端末ごと破棄するのが一般的。また、身元情報の漏洩を防ぎたい筋からの需要も大きい。近年は、キャリアの対策とプリペイド方式携帯電話の登場により、衰退しているといわれている。
■ハーフレート方式
 デジタル携帯電話の通信方式を、特にそのデータ転送レートにちなんで呼称したもの。音声データを半分に圧縮してやり取りしているため、従来のフルレート方式に比べ、音質が悪くなってしまう。
■番号割当表
 携帯電話やPHSの電話番号から、そのキャリアを判別させるためのデータベース。いまのところ電話番号の上6〜7ケタがわかればキャリアを特定できる。現在もなおブランクのままの割当てが残り、編集部はデータを収集中。
■プリペイド方式携帯電話
 各キャリアが提供している、料金先払い方式の携帯電話サービス。契約時に身分証明が不要なため、匿名の通信手段となることから注目を集めている。
■フルレート方式
→ハーフレート方式の項を参照。
■3ケタ特番
 117(時報サービス)や119(消防・救急への緊急通報)など、NTTが設定している3ケタの特殊な電話番号のこと。
■DTMF
 Dual Tone Multi Frequencyの略。電話回線でやりとりされている「ピポパ」と鳴る信号で、4×4種類の音を組み合わせることにより、16通りの数字・記号を表すことができる。
■NCC
→PDCの項を参照のこと。
■PDC
 第一種通信事業者のこと。現在は、NTTドコモのみ。これに対し、IDOやセルラーなど第二種通信事業者のことをNCCと呼んでいる。
■ROM吸い出し
 携帯電話に内蔵されたROM上のデータを、外部接続端子から読み出すこと。ROMには端末登録情報など重要なデータが書き込まれているため、さまざまな応用技につながる。

【盗聴・盗撮に関する用語】

盗聴の用語

■赤ちゃん監視用マイク
 本来は赤ちゃんの声をモニターするためにお母さんが設置する無線装置なのだが、簡単に傍受されることから、家庭のプライバシーが漏洩する原因となっている。周波数は40.6800MHzが多いが、その近辺も使われている。モードはワイドFM。
■アノ声
 快楽の極みに達したとき、もしくは、その前段階で男女が発すると思われる声。ラブホテルに仕掛けられた盗聴器などから、発信されることが多い。
■コンクリートマイク
 盗聴器の一種。壁のわずかな振動をマイクで受け、電気信号へ変えて増幅し、音に復調する。壁によって隔てられた隣の部屋の音を聞くことができる。空気の振動である音が壁にぶつかると、その振動がわずかに壁へ伝わることを利用している。
■停波
 発信されていた電波が出なくなること。
■電話端子函
→電話端子盤の項を参照。
■電話端子盤
 マンションやビルなどにある電話回線の中継端子。外部から入ってきた電話線は、ここで屋内回線につながれる。また、電柱などに設置された電話端子函は各個人宅の回線につながれることもある。
■盗聴器
 気づかれずに会話を聞く、録音するなどの目的で使用される装置。設置場所に応じたさまざまなタイプがある。
■便乗盗聴
 盗聴器を仕掛けた人物以外の第三者が、電波によって送信された盗聴波を受信すること。
■無変調
 マイクが音を拾っていないため、電気信号に変換された音声信号が搬送波に乗っていない状態。つまり、無音。
■VOX回路
 音が出ているときにだけ反応させる回路。

盗撮の用語
■暗視スコープ
 赤外線を可視光線に変換する光電管を使って、暗視を可能にしたもの。一方、スターライトスコープは光電子増倍管が使われ、わずかな光を増幅することで暗視を可能にしている。
■スターライトスコープ
→暗視スコープの項を参照。
■赤外線盗撮
 人間の目では見えない赤外線を暗闇で発光し、相手に気づかれずに隠し撮りをすること。赤外線は、赤外線透過フィルターを貼ったライト、赤外LEDなどを発光して得る。また、日中では、赤外線フィルターをレンズに装着して撮影すると、服などが透けることもある(=赤外線透撮)。
■トランスミッタ
 送信機。無線式カメラでは、CCDカメラなどで得られた映像信号を電波に乗せ、離れたところにある受信機へ送信する装置。もちろん、音声などを送信する無線機器にも用いられている。
■ピンホールレンズ
 口径がピンで空けた穴のように小さいレンズ。ビデオカメラなどのレンズに装着する外付けタイプが主流。原理的に像が上下逆になるものもある。おもに隠し撮りに使用される。
■マイクロカメラ
 撮影に必要なレンズ・赤外線カットフィルター・CCD・電子回路などをカメラヘッドに持っている。光学像はカメラヘッドで電気信号に変換されてケーブルを伝わる。
■CCDカメラ
 CCDはCharge coupled diviceの略。受光体部分にCCDと呼ばれる半導体が使われたカメラ。レンズから入ってきた光はCCDで電気信号に変換される。最近では、CMOS構造を持つ半導体を使ったCCDカメラもあり、消費電力を押さえられ、かつ、低電圧で動作させられる。
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